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図鑑番号855種のうち30種に、単独カードの鑑定枚数の55.92%

ポケモン1種あたりで見ると、PSA の鑑定枚数(カードごとの PSA の等級の内訳の合計)はどれだけ偏っているのか。カードの記録に全国図鑑番号が1つだけあるカード(以下「単独カード」)3,299枚を図鑑番号ごとに集めると、855種になった。855種を鑑定枚数の多い順に並べ、先頭の30種を足すと3,153,379枚で、単独カードの鑑定枚数(5,638,618枚)の55.92%にあたる。一方、その30種のうち15種では、1枚のカードが種の鑑定枚数の半分以上を占めていた。

4,299枚を図鑑番号で3つに分ける

この記事が使った記録は、PSA の鑑定枚数だけだ。SAYA のカタログ(日本版で有効な銘柄から箱とパックを除いた22,780銘柄)のうち、PSA の鑑定枚数の記録に結びついている銘柄は4,910(21.55%)で、同じ鑑定記録に結びつく複数の銘柄を1枚と数える(以下「畳んだ」)と、カードは4,299枚になる。この4,299枚が母数で、カタログ全体のカードではない。

鑑定枚数は、カードごとに PSA の等級の内訳(10、9、8以下、Authentic)を合計した数(以下「等級の内訳の合計」)で、割合の分母にも使う。4,299枚の鑑定枚数は計7,311,372枚、PSA10 は5,829,662枚で、10の割合(PSA10÷等級の内訳の合計)は79.73%だった。

図鑑番号は、カードに結びつけているカードデータの全国図鑑番号の欄を使い、1つだけのカードを単独カード、2つ以上のカードを複数種カード、記録のないカードを「なし」に分けた。

図鑑番号の記録カードカードの割合鑑定枚数鑑定枚数の割合10の割合
1つだけ(単独カード)3,29976.74%5,638,61877.12%84.39%
2つ以上(複数種カード)691.61%264,0953.61%66.41%
なし93121.66%1,408,65919.27%63.59%
合計4,299100.00%7,311,372100.00%79.73%

この記事の「種」は、単独カードが1枚以上ある図鑑番号で、855ある。複数種カードと「なし」は種ごとの集計に入れておらず、その大きさは末尾の「数え方の注意」で数える。

1種あたりのカード数:1枚だけの種が190、20枚以上の種が6

855種を、単独カードの枚数で5つに分けた。1種あたりの平均は3.86枚(3,299÷855)だが、1枚だけの種が190(22.22%)ある一方で、20枚以上の種が6(0.70%)ある。単独カードの少ない順に並べた428番目の種は、2〜4枚の区分に入る。

単独カードの枚数種種の割合カード鑑定枚数鑑定枚数の割合1枚あたり(鑑定枚数÷カード)10の割合
1枚19022.22%19094,8141.68%499.0282.69%
2〜4枚40146.90%1,103935,88616.60%848.4983.60%
5〜9枚22025.73%1,3841,578,97628.00%1,140.8884.80%
10〜19枚384.44%4731,590,85328.21%3,363.3385.68%
20枚以上60.70%1491,438,08925.50%9,651.6083.15%
合計855100.00%3,2995,638,618100.00%1,709.1984.39%

鑑定枚数は、カードの多い区分に寄っている。10枚以上の44種(5.15%)では、カードが622枚(18.85%)なのに、鑑定枚数は3,028,942枚(53.72%)になる。4枚以下の591種(69.12%)は、カードが1,293枚(39.19%)で、鑑定枚数は1,030,700枚(18.28%)だった。1枚あたりも、20枚以上の区分は9,651.60枚で、1枚だけの種(499.02枚)の19.34倍になる。10の割合(合計)は、どの区分も82.69%から85.68%の範囲だった。

鑑定枚数の多い順に足す:10種で36.67%、100種で78.83%

855種を鑑定枚数の多い順に並べ、先頭から足した。割合の分母は、単独カードの鑑定枚数(5,638,618枚)と、畳んだ4,299枚の鑑定枚数(7,311,372枚)の2通りだ。以下の「代表名」は、その図鑑番号の単独カードで名前が最も多いもの(同数は辞書順で先のもの)で、ex や GX が付いた名前になることがある。

多い順に足した種数種の割合カード鑑定枚数単独カードの鑑定枚数に占める割合4,299枚の鑑定枚数に占める割合
10.12%38622,37111.04%8.51%
50.58%1111,593,34628.26%21.79%
101.17%1722,067,51036.67%28.28%
303.51%4133,153,37955.92%43.13%
505.85%5543,717,45865.93%50.84%
10011.70%8584,444,93878.83%60.79%
855(全種)100.00%3,2995,638,618100.00%77.12%

1種目は図鑑番号25(代表名ピカチュウ)で、単独カードは38枚、鑑定枚数は622,371枚。これは、単独カードが1枚だけの190種を全部足した94,814枚の6.56倍にあたり、2種目の図鑑番号6(代表名リザードンex)の506,354枚と合わせると、単独カードの20.02%になる。101種目以降の755種は、カードでは2,441枚(73.99%)あるのに、鑑定枚数は1,193,680枚で21.17%だった。単独カードの鑑定枚数の半分を超えるのは22種目(図鑑番号384、代表名レックウザV)で、21種目までは49.49%、22種目までで50.35%になる。表の50種と100種の行は、30種の表に載せていない種(31種目以降)を含むので、この記事の表だけでは足し上げを再現できない。表の行どうしの差は、31〜50種目の20種がカード141枚・鑑定枚数564,079枚、51〜100種目の50種がカード304枚・鑑定枚数727,480枚だ。

鑑定枚数の多い30種

「10の割合(合計)」は種の PSA10 の合計を鑑定枚数の合計で割った値、「10の割合(中央値)」は、等級の内訳の合計が20枚以上のカードについて、カードごとの10の割合を出した中央値で、「中央値の対象カード」はその枚数だ(種によって5枚から37枚)。「最多カードの鑑定枚数」は、その図鑑番号の単独カードのうち鑑定枚数が最も多い1枚の鑑定枚数で、名前は代表名と違うことがある。「最多カードの種内の割合」は、その枚数を種の鑑定枚数で割った値だ。

順図鑑番号代表名単独カード鑑定枚数PSA1010の割合(合計)10の割合(中央値)中央値の対象カード最多カードの鑑定枚数最多カードの種内の割合
125ピカチュウ38622,371501,31780.55%82.48%3758,5249.40%
26リザードンex30506,354430,92885.10%86.55%2979,67115.73%
394ゲンガー13184,082163,04788.57%82.18%1352,61528.58%
4151ミュウex10140,675118,40584.17%84.07%936,43225.90%
5150ミュウツーVSTAR20139,864118,39384.65%83.03%1939,17428.01%
6197ブラッキーGX11131,398112,94385.95%83.76%1093,85471.43%
7133イーブイ21111,78098,33387.97%81.48%1745,85941.03%
8700ニンフィア1381,90270,89286.56%84.89%1259,14472.21%
954コダック674,97657,26276.37%83.78%640,05053.42%
10470リーフィアex1074,10865,40788.26%87.61%845,51561.42%
11644ゼクロムex1172,22862,04985.91%84.85%926,10936.15%
12471グレイシアGX1071,34661,30485.92%71.38%844,05861.75%
13196エーフィEX1070,53660,93986.39%68.24%847,52967.38%
14643レシラムex1569,80959,92785.84%82.14%1529,63242.45%
15778ミミッキュ1768,86258,48384.93%85.04%1622,60432.83%
16149カイリューV1268,26655,77981.71%84.17%1238,51256.41%
17282サーナイトex1962,41052,83084.65%88.07%1917,45527.97%
18134シャワーズ960,74154,11989.10%86.85%846,11675.92%
19135サンダース960,08353,46588.99%86.39%844,51174.08%
203フシギバナex960,06852,12986.78%85.74%926,49344.11%
21136ブースター1058,77751,67987.92%82.24%843,15073.41%
22384レックウザV2048,47839,51681.51%83.76%1912,99426.80%
239カメックスex844,14537,11684.08%80.93%827,48562.26%
24571Nのゾロアークex1943,22738,84989.87%87.61%1613,61031.48%
254ヒトカゲ840,13932,09479.96%80.74%735,72188.99%
26939ナンジャモのハラバリーex1139,54135,73790.38%88.48%915,12938.26%
27448ルカリオ1638,29733,97188.70%84.52%1120,39253.25%
2835リーリエのピッピex837,15633,40689.91%81.32%524,42765.74%
29249ルギア1436,15828,88879.89%79.51%1417,05147.16%
30493アルセウスVSTAR635,60228,03178.73%84.24%627,15776.28%
30種の計4133,153,3792,667,23884.58%84.16%3751,130,973
855種の計3,2995,638,6184,758,54284.39%85.04%2,061

30種の単独カードは計413枚(単独カード3,299枚の12.52%)で、鑑定枚数は畳んだ4,299枚の鑑定枚数の43.13%にあたる。残る825種は、カードが2,886枚(87.48%)、鑑定枚数が2,485,239枚で、単独カードの鑑定枚数の44.08%にあたる。単独カードが4枚以下の種は、30種に1つも入っていない。世代で区切ると、第1世代(図鑑番号1〜151)の137種は、鑑定枚数が2,793,282枚で、単独カードの鑑定枚数(5,638,618枚)の49.54%を占め、30種のうち15種も第1世代だった。

種の中の1枚への集まり方

30種で最多カードの種内の割合を見ると、最小は図鑑番号25(ピカチュウ)の9.40%、最大は図鑑番号4(ヒトカゲ)の88.99%で、50%以上の種が15、50%未満の種が15と半々に分かれた。70%以上は7種、90%以上の種はない。

鑑定枚数が最も多い2種では、1枚への集まり方は小さい。図鑑番号25は、最多カードのピカチュウが58,524枚で、種の622,371枚の9.40%にとどまる。2種目の図鑑番号6も、最多カードのメガリザードンXexが79,671枚で、506,354枚の15.73%だ。この2種は、種内の割合が小さい方から1番目と2番目にあたる。

高い方では、図鑑番号197(代表名ブラッキーGX)の最多カードはブラッキーexの93,854枚で、種の131,398枚の71.43%を占める。単独カードは11枚あり、均等なら1枚は9.09%だが、残る10枚の合計は37,544枚(28.57%)にとどまる。図鑑番号4(ヒトカゲ)では、最多カードの35,721枚が種の40,139枚の88.99%で、残る7枚の合計は4,418枚(11.01%)だった。

表の「最多カードの鑑定枚数」を30行足すと1,130,973枚で、30種の鑑定枚数(3,153,379枚)の35.87%、単独カードの鑑定枚数(5,638,618枚)の20.06%にあたる。この30枚は、単独カード3,299枚の0.91%だ。

30種に入ったのは、5〜9枚の220種のうち8種、10〜19枚の38種のうち17種、20枚以上の6種のうち5種で、種内の割合の中央値はそれぞれ69.91%、47.16%、26.80%と、カードの多い区分ほど小さい。1枚だけの190種と2〜4枚の401種からは、1種も入っていない。

ただし、30種は鑑定枚数の多い順に選んだ種だけで、ほかの825種の種内の割合は数えていない。なぜ1種に鑑定枚数が集まるのか、なぜ1枚に集まる種と集まらない種に分かれるのかは、この記録からは分けられない。

複数の図鑑番号を持つカードを足すと

ここまでの30種は、単独カードだけで数えている。複数種カード(図鑑番号が2つ以上のカード)69枚を、含まれる図鑑番号のそれぞれに全部足すと、30種の鑑定枚数と並びがどう変わるかを数えた。1枚の複数種カードは複数の種に数えられるので、表の「複数種カード」の列を足しても、カードの枚数にはならない。30種の外の種は数えていない。

図鑑番号複数種カード複数種カードの鑑定枚数単独カードと複数種カードの鑑定枚数の和足す前の順足した後の順
25316,307638,67811
6626,384532,73822
94327,979212,06133
151313,671154,34644
150313,671153,53555
19717,380138,77866
13327,695119,47577
700310,62292,524811
5439,58484,560912
4700074,1081014
644536,792109,020118
4710071,3461216
19614,61375,1491313
643534,936104,745149
778327,97996,8411510
1490068,2661618
282310,62273,0321715
1340060,7411819
1350060,0831920
3510,40170,4692017
1360058,7772121
3840048,4782224
939,19753,3422322
57136,57149,7982423
40040,1392527
9390039,5412628
44832,82741,1242726
350037,1562829
2490036,1582930
49337,42643,0283025

30種のうち19種には、その図鑑番号を含む複数種カードがあり、11種(図鑑番号470、471、149、134、135、136、384、4、939、35、249)にはない。図鑑番号644(ゼクロムex)は5枚で36,792枚、643(レシラムex)は5枚で34,936枚と、単独カードの72,228枚の50.94%、69,809枚の50.05%にあたる。

単独カードと複数種カードの鑑定枚数の和で30種をもう一度並べると、順が変わらないのは9種(図鑑番号25、6、94、151、150、197、133、196、136)、変わるのは21種で、鑑定枚数が最も多い2種の順は変わらない。最も上がるのは図鑑番号643(レシラムex)、778(ミミッキュ)、493(アルセウスVSTAR)で、いずれも順が5つ上がる。最も下がるのは図鑑番号470(リーフィアex)と471(グレイシアGX)で、いずれも4つ下がる。足した後に同数の種は出なかった。

数え方の注意

  • PSA の鑑定記録だけを数えている。母数は、カタログの22,780銘柄(日本版で有効な銘柄から箱とパックを除いたもの)のうち PSA の鑑定枚数の記録がある4,910銘柄を畳んだ4,299枚。複数の銘柄を含むカードは468枚(10.89%)あり、種ごとのカードの数は鑑定記録の単位で、印刷されたカードの種類の数とは一致しないことがある。
  • 基準日は2026年10月1日の朝。元になる PSA の4,910行は、記録の更新日が2026年9月25日から9月30日、取得日が2026年9月26日から10月1日にわたる。
  • 鑑定枚数は等級の内訳の合計で、記録にある鑑定総数とは1,831枚(42.59%)のカードで一致しない。等級の内訳の合計が20未満のカードは1,654枚(38.47%)ある。10の割合の中央値は20以上のカードだけで出していて、単独カード3,299枚のうち対象は2,061枚(62.47%)、30種では413枚のうち375枚(90.80%)。合計の10の割合には20未満のカードも入っている。
  • 図鑑番号は、カードデータの欄を整数に直し、1つなら単独、2つ以上なら複数種、空なら「なし」とした。同じ番号の繰り返しだけの複数種カード、欄を読めないカード、図鑑番号が1〜1,025の範囲の外にあるカードは、いずれも0だった。
  • 複数種カードは69枚(畳んだカードの1.61%)で、鑑定枚数は264,095枚(4,299枚の鑑定枚数の3.61%)。30種に足したときの動きは、「複数の図鑑番号を持つカードを足すと」の節に載せた。
  • 「なし」は931枚(21.66%)で、鑑定枚数は1,408,659枚(4,299枚の鑑定枚数の19.27%)。内訳は、カードデータの分類がトレーナーズの771枚(1,014,635枚)、エネルギーの19枚(1,547枚)、カードデータと結びついていない141枚(392,477枚)。141枚は図鑑番号も分類の記録もないので、この記事ではポケモン・トレーナーズ・エネルギーのどれにも数えていない。
  • 割合の分母は、鑑定枚数の割合では単独カードの鑑定枚数(5,638,618枚)、「4,299枚の鑑定枚数」としたものでは7,311,372枚。種の割合の分母は855種、カードの割合の分母は単独カード3,299枚。
  • 「順」の番号は、同数なら同じ番号にして次の番号を飛ばす決まりだが、30種の鑑定枚数に同数はなく、31種目以降に30種目と同じ鑑定枚数の種もない。
  • 以前の記事は2026年9月23日までに取得した記録(取得日の中央は9月22日前後)で数えていて、畳んだカードは4,310枚、単独カードは3,309枚、図鑑番号は856種だった。今回(4,299枚、3,299枚、855種)とは一致しない。
  • 鑑定枚数は PSA で鑑定された枚数で、世の中のカードの枚数でも、取引の量でもない。