番号がセットの収録枚数を超えるカード、1枚あたりの PSA 鑑定枚数は中央値で126.5倍
カード番号の分子が、分母にあたるセットの収録枚数より大きいカードがある。いわゆるシークレットのカードだ。SAYA が鑑定枚数の記録と結びつけているカード9,969枚を、番号が収録枚数を超えるかどうかで分けると、1枚あたりの PSA 鑑定枚数の中央値は、収録番号内のカードが5枚、番号超えのカードが632.5枚で、126.5倍の差があった。
何を数えたか
カードごとに、カード番号とセットの収録枚数の記録を比べた。番号が収録枚数以下なら「収録番号内」、収録枚数より大きければ「番号超え」とした。番号か収録枚数の記録が取れないカードは「判定不能」として分けた。
鑑定枚数は、カードごとの PSA の等級の内訳の合計。10が付く割合は、後半で別に比べた。
3つに分けた内訳
| 区分 | カード | カードに占める割合 | 鑑定枚数の合計 | 全体に占める割合 | 1枚あたりの鑑定枚数(中央値) |
|---|---|---|---|---|---|
| 収録番号内 | 7,058 | 70.80% | 1,210,325 | 12.28% | 5 |
| 番号超え | 2,140 | 21.47% | 7,165,911 | 72.70% | 632.5 |
| 判定不能 | 771 | 7.73% | 1,480,286 | 15.02% | 6 |
| 全体 | 9,969 | 100% | 9,856,522 | 100% |
番号超えのカードは9,969枚の21.47%だが、鑑定枚数では72.70%を占める。1枚あたりの平均で比べると、収録番号内が171.5枚、番号超えが3,348.6枚で、差は19.5倍になる。中央値で比べるか平均で比べるかで、倍率は大きく変わる。
同じセットの中で比べる
セットによって鑑定の多さは大きく違う。そこで、同じセットの中で2つの区分を比べた。対象は、両方の区分に等級の内訳の合計が20枚以上のカードが3枚以上ずつあるセット89本。
比べたのは、等級の内訳の合計が20枚以上のカードだけだ。89本のうち84本(94.4%)で、1枚あたりの鑑定枚数の中央値は番号超えの方が多かった。セットごとの倍率の中央値は5.98倍で、10倍以上のセットが29本あった。
| 発売年 | セット | 番号超えの方が多い | 倍率の中央値 |
|---|---|---|---|
| 2019年以前 | 37 | 36 | 3.59倍 |
| 2020〜2022年 | 23 | 20 | 2.28倍 |
| 2023〜2026年 | 29 | 28 | 19.17倍 |
2023年以降のセットでは、29本のうち28本で番号超えの方が多かった。倍率が大きかったのは次のセットだ。
| セット | 発売日 | 収録番号内(20枚以上のカード) | 中央値 | 番号超え(20枚以上のカード) | 中央値 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| M2a | 2025-11-28 | 34 | 86 | 55 | 11,143 | 129.6倍 |
| インフェルノX | 2025-09-26 | 11 | 74 | 34 | 7447.5 | 100.6倍 |
| バトルパートナーズ | 2025-01-24 | 12 | 98 | 30 | 5973.5 | 61.0倍 |
| クリムゾンヘイズ | 2024-03-22 | 13 | 40 | 28 | 2231.5 | 55.8倍 |
| メガシンフォニア | 2025-08-01 | 8 | 166 | 28 | 7989.5 | 48.1倍 |
| メガブレイブ | 2025-08-01 | 7 | 220 | 28 | 10,050 | 45.7倍 |
反対に、収録番号内の方が多かったのは5本。SM11(2019年)、S1a(2020年)、S4a(2020年)、S10b(2022年)、M4(2026年)だった。
全体の126.5倍に比べると、同じセットの中での倍率の中央値(5.98倍)はずっと小さい。全体の倍率は、鑑定の多いセットと少ないセットのカードをまとめて比べたものだ。
10が付く割合も番号超えの方が高い
鑑定の枚数だけでなく、10が付く割合も区分で比べた。
| 区分 | 等級の内訳の合計 | うち PSA10 | 10の割合(合計) | 10の割合(中央値) | 中央値の対象 | 8以下の割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 収録番号内 | 1,210,325 | 940,067 | 77.67% | 76.59% | 2,157枚 | 5.15% |
| 番号超え | 7,165,911 | 5,840,551 | 81.50% | 84.35% | 2,089枚 | 3.67% |
| 判定不能 | 1,480,286 | 1,135,255 | 76.69% | 55.56% | 293枚 | 8.80% |
「10の割合(合計)」は PSA10 の合計を等級の内訳の合計で割ったもの。「10の割合(中央値)」は、等級の内訳の合計が20枚以上のカードについてカードごとの割合を出し、その中央値をとったものだ。