番号がセットの収録枚数を超えるカード、1枚あたりの PSA 鑑定枚数は中央値で約100倍
カード番号の分子が、分母にあたるセットの収録枚数より大きいカードがある。いわゆるシークレットのカードだ。SAYA が鑑定枚数の記録と結びつけているカード4,310枚を、番号が収録枚数を超えるかどうかで分けると、1枚あたりの PSA 鑑定枚数の中央値は、収録番号内のカードが7枚、番号超えのカードが712.5枚で、101.8倍の差があった。
何を数えたか
カードごとに、カード番号とセットの収録枚数の記録を比べた。番号が収録枚数以下なら「収録番号内」、収録枚数より大きければ「番号超え」とした。番号か収録枚数の記録が取れないカードは「判定不能」として分けた。
鑑定枚数は、カードごとの PSA の等級の内訳の合計。10が付く割合は、後半で別に比べた。
3つに分けた内訳
| 区分 | カード | カードに占める割合 | 鑑定枚数の合計 | 全体に占める割合 | 1枚あたりの鑑定枚数(中央値) |
|---|---|---|---|---|---|
| 収録番号内 | 2,486 | 57.68% | 831,204 | 11.35% | 7 |
| 番号超え | 1,628 | 37.77% | 5,783,387 | 78.94% | 712.5 |
| 判定不能 | 196 | 4.55% | 711,282 | 9.71% | 89 |
| 全体 | 4,310 | 100% | 7,325,873 | 100% |
番号超えのカードは4,310枚の37.77%だが、鑑定枚数では78.94%を占める。1枚あたりの平均で比べると、収録番号内が334.4枚、番号超えが3,552.4枚で、差は10.6倍になる。中央値で比べるか平均で比べるかで、倍率は大きく変わる。
同じセットの中で比べる
セットによって鑑定の多さは大きく違う。そこで、同じセットの中で2つの区分を比べた。対象は、両方の区分に等級の内訳の合計が20枚以上のカードが3枚以上ずつあるセット46本。
比べたのは、等級の内訳の合計が20枚以上のカードだけだ。46本のうち39本(84.8%)で、1枚あたりの鑑定枚数の中央値は番号超えの方が多かった。セットごとの倍率の中央値は6.86倍で、10倍以上のセットが20本あった。
| 発売年 | セット | 番号超えの方が多い | 倍率の中央値 |
|---|---|---|---|
| 2013〜2019年 | 13 | 8 | 2.66倍 |
| 2020〜2022年 | 8 | 6 | 5.28倍 |
| 2023〜2026年 | 25 | 25 | 16.30倍 |
2023年以降のセットでは、25本すべてで番号超えの方が多かった。倍率が大きかったのは次のセットだ。
| セット | 発売日 | 収録番号内(20枚以上のカード) | 中央値 | 番号超え(20枚以上のカード) | 中央値 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| M2a | 2025-11-28 | 33 | 77 | 55 | 9,765 | 126.8倍 |
| バトルパートナーズ | 2025-01-24 | 8 | 73 | 32 | 5,483 | 75.1倍 |
| SV5M | 2024-01-26 | 12 | 49 | 29 | 1,798 | 36.7倍 |
| テラスタルフェスex | 2024-12-06 | 60 | 53.5 | 50 | 1,769.5 | 33.1倍 |
| 熱風のアリーナ | 2025-03-14 | 9 | 48 | 15 | 1,442 | 30.0倍 |
| ステラミラクル | 2024-07-19 | 9 | 32 | 32 | 928 | 29.0倍 |
反対に、収録番号内の方が多かったのは7本。SM9(2018年)、SM9b、SM10a、SM11、SM11a(いずれも2019年)、S4a(2020年)、S10b(2022年)だった。S4a は比べた番号超えのカードが136枚あり、中央値は収録番号内の137枚に対して118枚だった。
全体の101.8倍に比べると、同じセットの中での倍率の中央値(6.86倍)はずっと小さい。全体の倍率は、鑑定の多いセットと少ないセットのカードをまとめて比べたものだ。
10が付く割合も番号超えの方が高い
鑑定の枚数だけでなく、10が付く割合も区分で比べた。
| 区分 | 等級の内訳の合計 | うち PSA10 | 10の割合(合計) | 10の割合(中央値) | 中央値の対象 | 8以下の割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 収録番号内 | 831,204 | 640,008 | 77.00% | 80.24% | 927枚 | 5.37% |
| 番号超え | 5,783,387 | 4,710,172 | 81.44% | 84.49% | 1,604枚 | 3.42% |
| 判定不能 | 711,282 | 487,291 | 68.51% | 62.39% | 122枚 | 12.63% |
「10の割合(合計)」は PSA10 の合計を等級の内訳の合計で割ったもの。「10の割合(中央値)」は、等級の内訳の合計が20枚以上のカードについてカードごとの割合を出し、その中央値をとったものだ。