PSA10が付く割合は、2020年以降のカードでおおむね8割前後になっている
同じ PSA の鑑定でも、10が付く割合はカードが作られた時代によって大きく違う。発売年ごとに、鑑定に出されたカードのうち10が付いた割合を数えた。
時代ごとの「10の割合」
発売年でまとめると、次のようになる。
| 発売年 | カード数 | 割合の分母(枚) | うち PSA10 | 10の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1997〜2009年 | 1,660 | 120,635 | 35,142 | 29.1% |
| 2010〜2015年 | 952 | 19,191 | 9,340 | 48.7% |
| 2016〜2019年 | 2,117 | 1,107,970 | 771,588 | 69.6% |
| 2020〜2026年 | 6,003 | 9,419,564 | 7,827,303 | 83.1% |
年ごとに見ると、2019年の 72.1% から、2020年に 84.3% へ上がり、そのあと2026年まで 80.9〜84.5% の間にある。
| 発売年 | 10の割合 |
|---|---|
| 2016年 | 67.0% |
| 2017年 | 65.6% |
| 2018年 | 66.4% |
| 2019年 | 72.1% |
| 2020年 | 84.3% |
| 2021年 | 84.0% |
| 2022年 | 83.1% |
| 2023年 | 80.9% |
| 2024年 | 84.5% |
| 2025年 | 83.4% |
この数字が表しているもの
ここで数えているのは「鑑定に出されたカードのうち、10が付いた割合」だ。印刷されたカード全体のうち10の状態にあるものの割合ではない。
鑑定に出す人が状態の良いものを選んで出しているなら、古いカードは状態の良いものが残りにくく、新しいカードは開封してすぐに良いものを選べる、という違いが割合に表れうる。そうであれば、同じ「10の割合」でも時代によって意味が違うことになる。ただし、選び方そのものはこのデータでは確かめられない。
2019年と2020年の間に段差があることは、数字として確かめられる。ただし、その理由が印刷の品質なのか、鑑定に出す人の選び方の変化なのか、鑑定の基準なのかは、このデータからは分からない。
別の集計でも、同じ段差が出る
上の表とは別に、SAYA が鑑定枚数の記録と結びつけているカード9,969枚(2026年10月末前後の記録)で、発売年ごとの10の割合を数え直した。こちらは等級の内訳が20枚に満たないカードも含め、区分ごとの PSA10 の合計を等級の内訳の合計で割っている。
| 発売年 | カード数 | 等級の内訳の合計 | うち PSA10 | 10の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 1997〜2009年 | 1,593 | 119,009 | 34,453 | 28.95% |
| 2010〜2015年 | 926 | 21,140 | 10,805 | 51.11% |
| 2016〜2019年 | 1,895 | 927,832 | 648,188 | 69.86% |
| 2020〜2026年 | 5,420 | 8,391,229 | 6,973,020 | 83.10% |
数え方が違うので、カード数も枚数も上の表とは一致しない。それでも、時代ごとの割合の差は、2010〜2015年(2.44ポイント差)を除いて1ポイント以内に収まり、2019年以前と2020年以降の間の段差も同じように現れる。
年ごとに見ると、2019年の69.91%から2020年の83.29%へ、13.38ポイント上がっている(どちらもプロモを除く)。
プロモを分けると
発売年ごとの数字には、店頭やイベントで配られたプロモカードが混ざっている。プロモは1枚あたりの鑑定枚数が多いものがあり、少ない枚数で年の合計を動かす。
| 発売年 | 区分 | カード数 | 等級の内訳の合計 | 10の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年 | プロモ | 49 | 159,560 | 78.80% |
| 2019年 | それ以外 | 452 | 402,805 | 69.91% |
| 2022年 | プロモ | 96 | 496,801 | 80.29% |
| 2022年 | それ以外 | 778 | 1,282,818 | 84.26% |
| 2025年 | プロモ | 30 | 411,406 | 87.16% |
| 2025年 | それ以外 | 1,107 | 2,449,371 | 83.13% |
2019年はプロモの方が8.89ポイント高く、2022年は逆に3.97ポイント低い。2025年はプロモの方が4.03ポイント高い。2022年のプロモは96枚で496,801枚あり、その年の等級の内訳の合計1,779,619枚の27.9%を占める。2020〜2026年の区分でプロモを除くと10の割合は83.06%、プロモだけでは83.40%だった。2020〜2026年のプロモは126枚で、等級の内訳の合計は908,207枚ある。プロモを含めた区分全体の割合(83.10%)は、除いたときとの差が0.04ポイントにとどまる。
プロモは配られ方も、鑑定に出される経路も、拡張パックのカードとは違う。年ごとの割合を比べるときは、プロモが入っているかどうかで数字がずれることを考えに入れておきたい。